NEWS & TOPICS

REPORT
2017/09/06

Pictouchのコンセプト:ディスプレイに縛られないテクノロジー体験

前の記事「Pictouchの背景」へ


小さな子どもの身近なテクノロジー

「テクノロジーの原体験」を子ども達の遊びの中に届ける。
そんな思いを持って商品開発に取り組み始めましたが、
周りを見渡すと、子ども達にもっとも身近なテクノロジーは
スマートフォン、タブレットでした。

スマートフォン、タブレット自体はツールの一つなので
それ自体を否定するものではなく、
子どもの利用についても全面的に
批判するつもりもありません。

ただ、気になるのは、
「画面をずっと見続けること」、
「動作が指でタップばかりになること」
です。

親としても、乳幼児期には、身体的にも感覚的にも
様々な体験をして欲しい時期。
その時に似たような動作ばかりというのが
どうしても引っかかりました。

また、スマートフォン、タブレットには
様々なセンサーが埋め込まれていますが、
それらはパッと見て分かりやすいものではありません。



3つのコンセプト

そこで、開発する玩具には3つのコンセプトを
持たせることにしました。

1つ目は、「センサーなど現象が分かりやすい」こと。
ここで光を読取ってるんだ、
重さで変化しているんだ、など
シンプルに何が起こっているのかが
分かりやすいテーマを持たせる。

2つ目は、「ディスプレイに縛られない」こと。
スマートフォンやタブレットなどを
利用しないということではなく、
活動中にずっと画面に縛られずに
遊べるようにする。

3つ目は、「自然と体を動かす」こと。
センサーなどのテクノロジーがあることで
押してみよう、触ってみよう、
近づいてみよう、など
体の動作が起こるようにする。

この3つの軸を持った商品を開発することに。


カラーセンサーを使ったウェアラブル・トイに

まずディスプレイに縛られないことを考えた時、
何か身につける玩具はどうかと考えました。
身体的な動きなどをセンサーで測定することで
遊びにフィードバックできないかと考えていたからです。

ちょうどスマートウォッチや時計型の
ウェアラブルトイなどが出ていた時期でしたが、
一つだけ疑問がありました。

それは、腕につけることが
自然な動作を呼び起こすかどうか。
時計をつけたから腕を振ったり、
走ったりしたくなるわけではありません。

そこで、考えたのが「手のひらがセンサーになる」こと。
人の手はもともと温度や触り心地などを感知できる
センサーと言えます。
ただ、手で色を読み取ることはできません。
(人によっては暖色・寒色などがわかる人もいるそうです)

もし、手の平で色も読めるようになれば、
自然と色んなものを「触ってみたい」と なるのではないか。

その結果、ディスプレイから目を離して、
身の回りのものに意識が向くのではないか。

いろんなものを触るために手を挙げたり、
走り回ったりするのではないか?

このようにPictouchの基本コンセプトが決まりました。


・センサーなど現象が分かりやすい=カラーセンサー
・ディスプレイに縛られない=ウェアラブル(手のひら)
・自然と体を動かす=手でタッチ





「Pictouch(ピクタッチ)」レポートページへ